「ファクタリングって違法なの?」「ファクタリング会社に悪質な業者がいるって本当?」

 

ファクタリングは違法ではありません!

 

ですが、ファクタリング会社が違法で逮捕された事実はあります。

 

そこで今回は、悪質なファクタリング会社の特徴と見分け方について詳しくご紹介しましょう。

1:ファクタリングは違法ではない!

ファクタリングは違法ではありません!

 

ファクタリング業者には2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2つの業者区別があります。それぞれの手法で違法となる準拠法が異なるのです。

 

例えば、3社間ファクタリングでは、売掛債権を売却する形ではなく貸し付ける形式であり、且つ手数料が15%以上の場合、違法です。

 

3社間ファクタリングの手数料相場は1~9%です。手数料の相場からかなり離れていることは分かりますので、そのようなファクタリング会社とは取引しない方がいいということが分かります。

 

また、「違法ではないが不利な契約によって資産を奪い取ろうとする悪質な業者」もいます。

 

正しい知識をつけ、悪質なファクタリング業者と取引しないようにしましょう。

2:違法なファクタリング会社の4つの特徴

違法なファクタリング会社には4つの特徴があります。

 

・高額な手数料

・契約書類がない

・担保や保証人が必要

・継続的に取引しようとする

 

上記4つの特徴を踏まえて少しでも怪しいと感じた場合は直ぐに取引を辞めましょう。

それでは詳しくご紹介します。

2-1:高額な手数料

1つ目は高額な手数料です。

 

2社間ファクタリング 10~30%
3社間ファクタリング 1~9%

 

上記表はファクタリングの手数料の相場を表したものです。

 

2社間ファクタリングでは、10~30%でない業者、3社間ファクタリングでは、10%を超える業者は怪しいと感じましょう。

 

また、3社間ファクタリングの場合、「事務手数料」などの名目での手数料は、利息制限法の範囲外のため、悪質な業者の可能性が高いです。

 

2社間ファクタリングの場合、法律上違反ではありませんが、不利な取引であることには違いないので、気を付けましょう。

2-2:契約書類がない

2つ目は契約書類がないことです。

ファクタリングは特定商取引に分類されます。特定商取引は契約書の発行が義務となっているのです。

 

定められている事項の記載がない契約書の発行がないといったファクタリング業者は違法ですので確認しましょう。

2-3:担保や保証人が必要

3つ目は担保や保証人を求められた時です。

 

ファクタリング取引は、貸付ではなく売掛債権を買い取る売買取引です。そのため、保証人や担保と言う概念の存在はなく、必要ありません

 

保証人や担保を求めてきた場合、悪質業者の可能性が高いでしょう。

2-4:継続的に取引しようとする

4つ目は継続的に取引を使用とすることです。

 

売掛債権は1つしかないため、ファクタリングの取引をするのも通常1回のみです。そのため、同じ売掛債権で複数回取引を持ち掛けるような追加融資を行うのは違法になります。

 

また、後から追加料金を請求してくるような業者も非常に怪しいですので注意しましょう。

3:違法なファクタリング会社の3つの見分け方

2章では悪質なファクタリング会社の特徴をご紹介してきましたが、3章では、見分け方についてご紹介します。

 

3社間ファクタリングの場合、賃金業者の登録が義務付けられています。登録賃金情報検索入力ページで登録がされているか確認しましょう。登録がなければ悪質な業者です。

 

また、日本賃金協会が提供している「ヤミ金の検索」ページでは過去に悪質な業者とされた業者の登録もあります。

 

ですが、2社間ファクタリングの場合、賃金業者の登録の義務はありません。そこで下記3つのポイントを見分けるだけでも簡単に見分けることができます。

 

・企業概要

・手数料が適当であるか

・返済期間が短すぎないか

 

それでは詳しくご紹介しましょう。

3-1:企業概要

1つ目は企業概要です。

 

悪質な業者は警察から逃れたいため、あまり情報を公開しないことがほとんどですが、優良な業者は会社概要をしっかりと掲載しています。

 

・企業名

・代表者氏名

・所在地

・電話番号

・設立年月日

・事業内容

 

上記の様な項目を必ず掲載しています。また、項目があるだけではなく、内容もチェックしましょう。自らの安全性を表すためにも優良な業者はしっかりと掲載しています。

3-2:手数料が適当であるか

2つ目は手数料が適当であるかです。

 

手数料が高すぎるのはもちろん怪しいですが、安すぎる手数料も怪しいと疑いましょう。

 

また、本来の手数料とは別に事務手数料などの名目で、通常の手数料と別の手数料を要求してくる業者もいます。入金額と返済額の割合が政党でなければ利息制限法を無視していると言えますので悪質な業者と言えるでしょう。

3-3:返済期間が短すぎないか

3つ目は返済期間が短すぎないかです。

 

ファクタリングの返済期間は通常1カ月前後が基本ですので、10日ほどの短期間に設定するような業者は注意しましょう。

まとめ

ファクタリングを利用することは違法ではありません。ですが、違法な悪質業者が存在します。

 

・高額な手数料

・契約書類がない

・担保や保証人が必要

・継続的に取引しようとする

 

悪質業者は上記の特徴があります。悪質業者と取引しない為にも取引前にファクタリング会社が悪質でないか調査してから利用しましょう。